SAPについて
ERPパッケージシステムの導入って高い?
何が高いか。ということですが、SAP社のS/4 HANAについて以下の3点で私たちの考えをお伝えします。
導入効果:非常に高い
一般的な導入効果については、SAP社の公式ホームページや各パートナー企業のウェブサイト、またはネット記事に数多くの情報が掲載されているので、そちらをご参考いただければと思います。
そのうえで、導入後に発生する業務課題やシステム課題についても、S/4HANAの標準的な業務プロセスおよびシステム仕様を基盤とし、 検討や対応を進めることが可能です。これにより、導入時に定めた基本方針を大きく逸脱することなく運用を継続できます。
また、運用委託先についても、S/4HANAであれば対応可能なベンダーが多数存在するためリスク分散が図りやすくなっています。
システムエンジニアの視点で特に印象的だったのは、業務データの相互関連付けの仕組みです。
購買、生産、販売、会計の各領域のデータが個別に格納されているのではなく全てが関連付けられている点です。
今後は、AIを活用してこのようなビジネスデータを分析・活用し、新たな価値の創造へとつなげていくことが期待されます。
導入時のハードル:普通
基幹システムの導入プロジェクトでは、予算、期間、各ステークホルダーの意向など、一般的なプロジェクトマネジメントにおける重要事項が変わらないのは言うまでもありません。
中でも鍵となるのは、「Fit to Standard」の実現です。
現行の業務プロセスや手順を変更しなければ、S/4HANAに対応できない場合に、 どのように調整を進めるかが最も重要なポイントになるでしょう。
これまでの経験から言うと、導入時に擦ったもんだと検討を重ねて業務変更を標準機能で対応した場合であっても、3か月もすれば問い合わせは収束し慣れていただけるケースが多いです。
一方で、アドオン機能を選択した場合(たとえ簡単なものでも)、 本番稼働数年後も課題や不具合がちょこちょこと発生することが少なくありません。
(日常業務において、システムの不具合で作業が滞ることは、利用者にとって非常に大きなストレスになると思います)
導入費用:高い?(ERPパッケージシステム全体の)
多大な工数や予算、ステークホルダーの管理、課題、リスク、品質など、さまざまな要素を管理する有能なPMと、PMO。
さらに、「SAPコンサルタント」と呼ばれる、業務知識やシステム知識、そして過去の導入プロジェクトで培ったノウハウを持つ担当者。
基幹システムと連携する周辺システムの担当者、維持・運用を担当する外部委託先。
そして、導入企業の情報システム部門や、業務部門のご担当者様が参加することでまさに大規模なプロジェクトとなります。
また、ライセンス料や保守費用などのランニングコストは、全社規模で利用する場合、それ相応の金額が必要となります。
しかしながら、自社開発システムや多数のパッケージシステムを組み合わせて利用した場合と比較してみると、維持や運用に伴うリスクやバージョンアップ等々の管理費用を含めたトータルコストではERPパッケージシステムに優位性があるのではないでしょうか。
以上が、私たちの「ERP導入の高さ」に対する見解となります。
S/4HANAやERPにご興味を抱かれた場合はぜひ、気軽にお問い合わせください。



