【第11回ベテラン社員インタビュー後編】貢献内容が見つかってからは、時間が溶けるような感覚【山本裕文さん】
社員インタビュー
Diamond
こんにちは、入社6年目の岩藤です。
老舗IT企業でありながら新しい挑戦を続ける、世界に「0」をONする株式会社(以降、C.T.Lと表記)。
この連載では、長年C.T.Lを支えてきたベテラン社員の方々にお話を伺い、その人が大切にしてきた仕事観や価値観を紐解いていきます。
今回お話を伺ったのは、新卒でC.T.Lに入社し、今年で勤続29年を迎える山本裕文さん。
これまでほとんどの期間をお客様先で過ごし、システム開発や上流工程に携わってきました。
そんな裕文さんが、現在取り組んでいるのが「世界一可愛い計算機アプリを作る」という挑戦です。
29年間、ITの現場で仕事を続けてきた裕文さんが、なぜ今、新しいものづくりに挑戦しようとしているのか。
その背景には子どもの頃から持ち続けていた「ものをつくりたい」という思いと、C.T.Lで生まれた新たな制度との出会いがありました。
<人物紹介>
山本裕文さん
部署:システムインテグレーショングループ
出身:兵庫県
強み:調和性、責任感、回復志向、公平性、規律性
趣味:ガンバ大阪(Jリーグ)の試合観戦、アニメ鑑賞、アニメイベント参加

<再び生まれた「もう一度、ものづくりをしたい」という熱>
裕文さんにここ数年のC.T.Lについて聞いてみると、こんな言葉が返ってきました。
「ポジティブに捉えています。
きっかけの一つが、”オーナーシップ制度”でした。」
制度が始まった当初は、「自分は何をすればいいんだろう?」という戸惑いもあったそうです。
しかし、制度を導入する過程でキャリアに関するさまざまな研修を受け、
そこで少しずつ、自分自身のこれからについて考えるようになった。
そして、
「何かにチャレンジしてみよう」
という気持ちが芽生えてきたと仰います。
「オーナーシップ制度がなかったら、たぶん現場の仕事だけを頑張っていたと思います。
でも、制度ができたことで、いろんなことを考えるようになりました
そこで思い出したのが、昔から好きだった「ものづくり」です。」
<「世界一可愛い計算機アプリを作る」が目標>
リスキリングという言葉にも触れ、新しい技術への興味も湧いてきました。
「Swiftを使ったアプリ開発に興味が湧き、
今は自分でアプリをリリースすることに取り組んでいます。」
オーナーシップ制度の中で掲げている貢献内容として、
“世界一可愛い計算機アプリを作る“
という新しい目標が生まれたそうです。
なぜ「計算機」なのか。
そして、なぜ「可愛い」なのか。
その背景には、子どもの頃の記憶があります。
裕文さんは、子どもの頃から絵を描いたり、歌ったりすることが好きでした。
しかし、大人になるにつれて、現実的な考え方をするようになった。
好きなことを仕事にして、お金を稼げる人は一握り。
「やっても意味ないよな…」
そう思うようになり、挑戦することを諦めてしまった経験があります。
学生時代には、声優になりたいと思ったこともありました。
でも、挑戦しませんでした。
今振り返ると、
「挑戦すればよかった」
と思うそうです。
<もしタイムスリップできるなら…>
もし、過去の自分にタイムスリップできるなら何しますか?という
そう聞くと、裕文さんは、
「もっと挑戦すべきだ、と言いたいですね」
と答えました。
その言葉には、29年間働いてきた今だからこその実感が込められているように感じました。
やりたいと思ったことを、やらないまま終える。
それは、後になってから気づくことがあります。
だからこそ今は、C.T.Lという会社の中で、自分がまだ経験していないことに挑戦してみたい。
「会社が、自分の新しい可能性に挑戦するチャンスを与えてくれた」
そう感じているそうです。

<「可愛い」に、ITで挑戦する>
現在はD-Works(自社のデザイン担当チーム)にも参画しながら、アプリ開発への挑戦を進めており、
Swiftを使ってアプリを作る仕組みも分かってきましたとのことでした。
ただ、”世界一可愛い計算機”を作るには、技術だけでは足りません。
そこで、自身が所属しているD-Worksのメンバーと一緒に「かわいいデザイン」を考えているそうです。
計算機アプリに「かわいいデザイン」という価値を加えて、
「“100円を出してでも買いたい”と思ってもらえる、かわいい計算機を作れないか」
と、アイデアを膨らませています。
「既存の計算機アプリは、機能を満たすことを重視した無機質なものが多いです。
“可愛い”を前面に出して人気になっているものもありますよね。
だったら、可愛い計算機も売れるんじゃないかと思って」
まだ道半ば。少しずつ前に進んでいます。
「貢献内容が見つかってからは、時間が溶けるような感覚です。
忙しいですが、充実感があります。」
と、生き生きと語ってくださいました。
そして、この挑戦にはもう一つの意味があります。
「自分がアプリを作る道を切り拓くことができたら、同じように挑戦したいと思っている社員にも広がっていくかもしれない」
自分自身の挑戦が、誰かの挑戦のきっかけになる。
そんな未来も、裕文さんは思い描いています。
<「世界に0をONする」を、自分なりに>
C.T.Lのスローガン”世界に0をONする会社”について解釈を伺うと、
「スローガンが発表された当初から"世界"という言葉が指す意味は地球上の“World”ではなく、自分が見えている“世界”を指していると思っています」
と話してくれました。
この言葉を意識するようになってから、日常の中でも、
「自分に何か貢献できないか」
と考えるようになったそうです。
そして仕事だけではなく、家庭でも家事に積極的に取り組もうと思うようになったそうです。
最初はスローガンや社名変更に戸惑いもありましたが、
「自分なりに考え続けたことで、『自分には何ができるのか』を見つけることができ、
そして今、それが新しいものづくりへの挑戦に繋がった」
と仰ってくださいました。
<誰かの言葉が、次の一歩をつくる>
最後に、もう一つ印象的だった話があります。
裕文さんが社内でサステナブル経営を推進するWGに参画し、貢献内容に関する座談会を主催した時の出来事です。
とある若手社員の方が「貢献内容の中で、新たに挑戦することを掲げている」との発言を聞いたことが、
裕文さん自身でも貢献内容を通じて挑戦してみようと思った最初のきっかけだったそうです。
「自分も何か貢献内容を見つけたい」
その思いからWGに参加し、そこで社員とのつながりが生まれ、誰かの言葉から刺激を受ける。
そして、自分自身のやりたいことを見つけていく。
振り返ってみれば、裕文さんは決して「変化を待っていた」わけではありません。
制度ができた。
研修を受けた。
WGに参加した。
D-Worksにも手を挙げた。
そして、自分の「やってみたい」を見つけた。
新しい可能性は誰かから与えられるだけではなく、自分から動いた先で見つかるものなのかもしれません。
29年間、現場で仕事を続けてきた裕文さん。
そんな裕文さんの次なる挑戦は、まだ始まったばかりです。
“世界一可愛い計算機アプリ”、果たしてどのようなアプリが完成するのでしょうか。
そして、その挑戦が、次に「やってみたい」と思う誰の背中を押すことになるのか。
お話を伺った私としても、裕文さんの今後のものづくりが楽しみです。
<最後に>
今回お話を伺っていて私が特に印象に残ったのは、裕文さんの変化です。
長い期間、現場で任された仕事を最後までやり切る。
品質に妥協しない。
お客様の要望を、自分が理解できるまで聞く。
その積み重ねによって、10年以上も現場から選ばれ続けてきました。
そんな方が今、“世界一可愛い計算機アプリを作る“という、
一見するとこれまでの仕事とは少し違った挑戦を始めています。
けれど、話を聞いていると、その挑戦は突然生まれたものではないように感じます。
子どもの頃から好きだった「ものづくり」。
かつて諦めてしまった「挑戦」。
そして、29年間続けてきたITの仕事。
それらが、オーナーシップ制度というきっかけによって、点が線に、面に繋がったのだと感じました。
第11回は以上です。
次回もお楽しみに!
Diamond
若手がやりたいと言ったことをやらせてもらえる、そんな会社です。
仕事はもちろん、部活動や社員インタビューもやってます。



