【第1回ベテラン社員インタビュー前編】20年以上働いて学び、培われた私の仕事観【菅原賢紀さん編】
社員インタビュー
こんにちは! 入社4年目の岩藤と申します。
昨年で創業40周年を迎え、老舗IT企業になってきた株式会社コンピュータ技研(以降、C.T.Lと表記)。
C.T.Lは今後のさらなる発展に向けて企業理念を一新し、ここ数年は「変容」というキーワードを掲げて、若者のキャリアが抱える社会課題の解決や地方への貢献など、新しい取り組みに数多く挑戦しています。
私はC.T.Lで4年間働く中で、新しい挑戦にはC.T.Lを支える多くのベテラン社員の存在が欠かせないと考えました。
そこでベテラン社員の方々は、どんな想いで、そしてどんな理由で今もC.T.Lで働いているのか興味が出たため、お一人ずつインタビューをすることにしました。
シリーズ初回の今回は、私が新卒で初めて配属された現場でリーダーをされていた、菅原賢紀さんにインタビューさせて頂きました!
前・後編の二部構成。
前編では、菅原さんがこれまで経験されたお仕事の話や、仕事観を伺います。
<人物紹介>
菅原賢紀さん
部署:システムインテグレーション事業部
出身:兵庫県
趣味:旅行、ライブ鑑賞、食べ歩き
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<C.T.Lに入社した時と、現在の仕事>
—それではよろしくお願いします!菅原さんはC.T.L入社何年目になりますか?—
よろしくお願いします。
私は新卒2年間ほど、別の会社に入社して東京でSEをしていました。
そして家庭都合で実家のある関西に戻って来て、大阪に本社があるC.T.Lに入社しました。
もうC.T.Lは入社22年目ほどになります。
—20年以上もC.T.Lで働かれていらっしゃるのですね!
現在はどのような仕事をされているのでしょうか?—
現在は端末保守として、ユーザーの問い合わせ対応をしています。例えばユーザーが使っている業務アプリの動作に不具合が発生した際に、原因調査をして解決に導く仕事です。
時にはユーザーから、新しいアプリの導入に関する要望も来ます。実際に導入するかはユーザーのシステム部門に判断して貰いますが、お客様環境で利用して良いかの環境調査をすることもあります。
過去担当した業務はシステム更改案件が多く、ユーザーと直接やり取りするような仕事はそこまで経験していなかったので、毎日勉強です。
—ベテランの現在でも、まだ尚勉強だと感じるのですね。—
ほんと毎日勉強ですよ、今の業務は特に対人スキルが磨かれていきます。
問い合わせしてくるユーザーは”今困っている”ので焦っています。リアルタイムで困りごとをヒアリングして課題解決に向けて進める上で、コミュニケーション能力は大切だと感じますね。
また、案件のゴールはあっても、保守運用の仕事はゴールがありません。
保守運用のナレッジはシステム更改の案件の時に貴重な情報になるんだなと、その観点でも勉強になりましたね。
—私も似た仕事をしているので、菅原さんの観点は勉強になります。—
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<過去に経験した仕事と、その仕事から学んできたこと>
—これまではシステム更改案件を多く経験されたとのことでしたが、過去担当されて仕事の中で特に印象に残っている仕事3つと、その仕事から学ばれたことを教えてください。—
1つ目は、28〜29歳の頃に経験した顧客管理システムの保守です。
大規模システムなのでトラブルの規模も大きく、当時は社用携帯を持ち帰り、不具合時には夜中でも電話がかかってきて復旧対応をしていました。
この仕事でインフラへの興味が更に湧いて、当時のJP1プロフェッショナルの資格も取得しました。
この時のインフラへの業務経験が自分の武器となり、今後の新しい仕事に繋がっていきました。
2つ目は社会インフラ会社の運行管理システムのテスターです。当時は30代中盤でした。
社会インフラですからトラブルの影響規模も大きいため、厳しい現場でしたね。
そこで学んだことは、社会インフラへの責任は大きいためユーザーもシステムに詳しく仕事がスムーズに進みますが、SEへの要求が高くなることです。
この要求に応えるためにも、より高い品質を提供しようと意識して仕事しました。
—いくつもの案件の中で技術力を磨いて、現在の菅原さんの土台を形成されて行ったのですね。—
そうですね。
そして3つ目はカード会社システムの案件です。
40代の9年間を、東京にあるその現場で過ごしました。
そういえば岩藤も新卒でこの現場に入って来ましたね。
—はい、2021年から2022年の時です。当時は大変お世話になりました。—
懐かしいですね(笑)
私がその現場にアサインされたのは今から10年以上前ですが、当時は関西に住んでいました。
当時の私は伸び悩んでいたというか、仕事でうまくいかずに「自分を何かを変えないといけない」と思っていた時で。
そのタイミングで東京事務所から「東京に来ないか」と声をかけて頂いたので、挑戦として東京に行くことにしました。
—それは大きな転機ですね。—
現場着任当初はWindows XPからWindows7への更改案件があり、数名が参画していました。
まず私は案件とは別の既存システムの保守を担当しましたが、更改案件が無事終了すると当時のリーダー層は別現場を拡大させるため異動することになります。
すると私がその現場の次期リーダーを任され、そこからは先頭に立ってチームをまとめていきました。
—菅原さんがリーダーになるのは初めてでしたか?—
はい、初めてです。
リーダーを務めてから数年が経ち、2021年ごろからは端末をWindows7からWindows10に更改する大規模案件のリーダーとなりました。
自分が担当する案件以外にも別案件の要員調整や見積りもしていたので、もはやマネージャー的立ち位置です。
部下の教育や新たな案件に対して適切な要員のアサイン、そして見積りを通して売上を上げるための考え方、といった様々な学びがありましたが、現場で仕事をやりながらマネージャー職をするのは大変でしたね。
それでも最後までやり切り、当時の参画メンバーに現場を託して私は次の現場に異動しました。
—相当な仕事量をやり遂げたのですね。—
この現場ではユーザーから信用・信頼を頂けた大きな経験になりました。
「菅原さんだからお願いしたい」と、バイネームで仕事が頂けるほどに成長することが出来ました。
—私が菅原さんに対して感じる”仕事が出来て周囲から頼られる”というイメージは「自分を変えたい」という意志を持って挑戦し、信用・信頼を積み重ねた結果だったのですね。勉強になります。—
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<菅原さんの仕事観とは>
—続いては、これまで20年以上仕事していて特に苦しかったこと・嬉しかったことを教えてください。—
苦しかったことは、自分のミスで他の方が頭を下げていることです。
私がリーダーを務めたプロジェクトで、私自身がトラブルを起こしてしまったことがあります。C.T.Lの上司だけでなく顧客の責任者も現場に来て、お客様に謝罪をすることになりました。
そこで私1人の範囲以上にリーダーの責任は重いと感じ、謝って下さった方には申し訳ないと感じました。その経験は今でも忘れられません。
反対に嬉しかったことは、ユーザーからお礼を言われる事です。
大きい案件が終わった時に、「今回も大変だったけど、菅原さんありがとう」と言われるのは素直に嬉しいですね。
その嬉しさが繰り返し続いていき、次の仕事、次の仕事へと積み重なって来ています。だから頑張れますね。
—様々なことを経験され、今の菅原さんの仕事観が培われたのですね。—
なかなか20年間を振り返ることも少なかったですが、今思うとそうかもしれないですね。
—仕事の責任や達成感を感じて働く姿が素敵です。私も見習って頑張ります。—
<最後に>
前編はここまでになります。
C.T.L勤続20年以上の菅原さんは現在は実家のある関西に戻りながらも、テレワークで東京の仕事をされています。
東京を支え、若手や中堅社員が目指すロールモデルとして活躍されています。
今回はそんな菅原さんの仕事の経験や仕事観をお聞きして、改めて私も憧れの気持ちが沸きました。
そして、やはりC.T.Lが挑戦出来るのはベテラン社員による揺るがない土台があるからだと感じました。
後編は菅原さんがC.T.Lで働き続ける理由や、C.T.Lへの想いを中心に伺います。
最後まで拝読ありがとうございました。
後編は12月中に公開です。お楽しみに!