【第6回ベテラン社員インタビュー前編】“信頼される人でありたい”──34年の歩みで磨かれた仕事観【元永昌仁さん】

社員インタビュー

Diamond

こんにちは、入社5年目の岩藤です。

創業40年を越え、老舗IT企業でありながらも新たな挑戦を続ける株式会社コンピュータ技研(以降、C.T.Lと表記)を支えるベテラン社員にお話を伺い、ベテラン社員が持っている仕事への想い、C.T.Lへの想いを紐解いていきます。

今回はシリーズ第6回目の前編。
東京でインフラ業務に従事する、元永さんにお話を伺います。

元永さんは専門学校を卒業後、1991年にC.T.Lへ入社し、今年で勤続34年目。
「気づいたらこんなに経っていた」と笑うその表情の奥には、長年現場で磨かれてきた“確かな信念”がありました。

前編では、入社当時の印象や、印象に残る仕事、そして仕事をするうえで大切にしている価値観について伺いました。

<人物紹介>

元永昌仁さん

部署:システムインテグレーショングループ

出身:大阪府

強み:親密性、公平性、調和性、責任感、成長促進

趣味:舞台鑑賞

<入社当時、 厳しさの中で鍛えられた『考える力』>

私が入社した当時(1991年)のC.T.Lは、社員が50名ほどで、“成長途中の会社”でした。

1年目は短期案件が多く、次々と現場が変わる日々でした。
当時の上司は、現在のC.T.Lの会長です。とにかく厳しかったですね。

予め作業予定を決めていて、毎日夕方に進捗報告をし、当初の予定との差を問われました。
予定通りには出来なかった場合、“なぜできなかったのか”を『考える』ことを求められ、自分で説明できるようにする指導でした。
曖昧な答えは許されなかったです。

そうですね。
作業見積りが甘かったのか、手順の理解が浅かったのかといった原因を『考える』。
そうやって“行動の根拠”を持つ習慣が身につきました。

今の“仕事の基礎”を作ってくれた経験でした。

<後輩指導を通じて気づいた、“寄り添う”という姿勢>

2年目以降は後輩も出来て、自分の仕事もしながら後輩の指導もするようになります。
そこで1年目の頃の上司のやり方をそのまま真似て、『考える』ようにさせる指導をしました。

ただ、そこで一つ失敗してしまったんです。

後輩を厳しく詰めすぎてしまったのです。
ある日、役職者の方に「自分が耐えられたからといって、周りも同じとは限らない」と指摘されて、ハッとしました。

そこからは”寄り添う指導”を意識して、相手のタイプや状況を見ながら関わり方を変えるようにしました。
厳しさだけじゃ続かない。相手のために“どう伝えるか”を考えるようになりました。

<“任された”喜びと、“なんとかなる”感覚>

入社2年目以降に携わった電話系システムの改修案件です。

当時はまだ若手でしたが、かなり難しいとされるプロセスを任されました。
チームには上の世代の方ばかりの中、自分に任せてもらえたことが励みになりましたね。

無事にやり切れましたし、その後何度もお客様から依頼を受けて、チームやお客様から信頼してもらえたのが嬉しかったです。
忙しい中でも、充実感がありました。

5年ほど前に大阪から東京に異動しまして、基盤系の案件に携わったときには驚きの連続でした。

大阪ではソフトウェアの開発が業務の中心で、根拠を元に細かく設計書を書く文化でした。
インプット情報が決まっているので、アウトプットも決めることが出来ます。

ですが東京の現場で基盤の開発をしていると、膨大な範囲を扱うためインプット情報が絞れないのです。それに細かい資料も少なくて、手探りで進める感覚でした。

「知らないことを調べ、理解して動かす」という面白さを改めて実感しましたし、「なんとかなる」という感覚も得られました。

<仕事の価値観は、『信頼』>

お客様や仲間から、「任せて大丈夫」と思われる人でいたいですね。
後輩への指示出しも口だけにならないように、依頼を投げっぱなしにせず様子を見たり、時には助けに行きます。
そのため、『信頼』を大切にしていますね。

あと、話の毛色が変わりますが、『知識』と『調べ方』も重視しています。

昔は、知識量が正義でした。
でも今は『調べ方』のほうが大事だと思うのです。
調べれば情報は見つかる現代で、適切なワードで調べ、正しい情報に辿り着ける力、ですね。

<後輩育成で特に伝えていること>

私自身も大切にしている『信頼』や『調べ方』、そして『考え方』といった、そういう“仕事の土台”を育てていきたいです。

今のプロジェクトが終わってその後輩が次の現場に行っても、ちゃんと活躍出来るようになっていって欲しいと考えて指導しています。

<最後に>

前編はここまで。

元永さんの信念、そして大切にする考え方を伺い、一緒に仕事をしたいと感じます。

後編ではC.T.Lでの34年間を振り返りながら、
C.T.Lの変化や変わらぬ想い、そしてスローガンへの解釈を伺います。

Diamond

若手がやりたいと言ったことをやらせてもらえる、そんな会社です。
仕事はもちろん、部活動や社員インタビューもやってます。

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