【第2回ベテラン社員インタビュー前編】C.T.Lに転職したきっかけは…【細田禮造さん編】
社員インタビュー

こんにちは!
入社4年目の岩藤と申します。
創業40年を越えて老舗IT企業でありながら、新しい事業に積極的に展開している株式会社コンピュータ技研(以降、C.T.L)。
そこで私は、「変容」というキーワードを掲げて変わり続けるC.T.Lを支えているベテラン社員へのインタビュー企画を実施しています。
今回はシリーズ2回目、サーバーに関する深い知見と技術で支える、細田禮造さんにインタビューをさせて頂きました!
前・後編の二部構成。
前編では細田さんがこれまで経験されたお仕事の話や、仕事で大切にしていることを伺います。
<人物紹介>
細田禮造さん
部署:システムインテグレーショングループ
出身:山口県
強み:個別化、親密性、学習欲、達成欲、着想
趣味:ビリヤード、パズルゲーム、DIY

<C.T.Lに入社した時期と、現在の仕事>
-よろしくお願いします!まず、細田さんがC.T.Lに入社された経緯について教えていただけますか?-
よろしくお願いします。
私は現在53歳で、もともと20歳の頃からIT業界で働いていて、設計・開発・コールセンター・アナリスト業務など様々な経験を積んでいました。
C.T.Lに入社したきっかけは、今から10年前。
C.T.L創業30周年の社員旅行に、私は当時の協力会社の立場で参加させてもらいました。
そこで社員と直接触れ合い、その時に感じた”皆とてもフレンドリーで気さくに仲間に入れてくれた”という感覚が印象的でした。
社員同士の繋がりが強くて温かい社風に惹かれて、今に至りました。
-C.T.Lの雰囲気が、細田さんにとって魅力的だったのですね!-

-それでは、現在担当されている業務内容を教えてください-
主にサーバー保守と提案活動支援の2点を担当しています。
1点目のサーバー保守では、サーバーに発生したエラー調査と改善提案、日々増加する脆弱性の調査と解消に向けた対応を行うことが主な業務です。
「できて当たり前」とされがちな部分も多いですね。
だからこそ私はこれまでのサーバー保守経験を活かして迅速な対応を意識しています。
2点目の提案活動支援においては、お客様のIT目線での困りごと解決に向けたの提案を行っています。
コンサル業務の面もありつつ、システム導入のためのテストといった細かい部分まで対応します。
クライアントのニーズに合った最適な提案をするために日々情報収集を欠かさず行っています。
最新技術にも触れることができるので、日々の仕事の中で学び続けることができる点がとても楽しいですね。
-保守として業務を維持し困りごと解決に向けた提案活動支援もされるとなると、性質の異なる2種類の仕事を担当されているのですね-
そうですね。
ただ、保守と提案活動支援はそこまで離れた業務ではないですよ。
-そうなんですか?-
保守の経験は、新サービスの開発に活かすことができます。
保守に長期間携わったことで、「どういった仕組みが障害を起こすのか」という観点が身に付きました。
そのためシステム導入後のことを意識して開発した結果、エラーがほぼ起きないシステムを提供することが出来ています。
どんな業種でも好き嫌いせずに経験していくことで、自分の頼れる武器になっていきます。
-経験が武器に…素晴らしいです!
私も経験を積んで、武器を磨いていきます!-
<過去に経験した仕事と、その仕事から学んだこと>
-細田さんが経験した仕事に関して、C.T.L入社前も含めて印象に残っているエピソードを3つ教えてください-
①新聞社の広告システム改修
1つ目は、20歳の頃。
新聞社の広告システム改修の仕事です。
広告掲載の割付と価格算出を行うシステムの改修だったのですが、ソースがなんと30万行近くありました。
ソースをプリントアウトして手書きでフローチャートを作成し、プログラムの改修する。これはとても大変でした。
世の中にインターネットは普及していない時代だったので情報収集の手段が限られていたため、1冊しかない専門書をチームで回し読みしていました。
最終的には専門書をほとんど丸暗記していましたね(笑)
-果てしない労力が…とても大変ですね-
おかげで、フローチャート作成は早くなりました。
プログラムを見たら自然とフローが頭に浮かぶようになりました(笑)
かなり成長出来た気がします。
-今では便利で楽できますが、コツコツと積み重ねたからこその成長をされたのですね-

②基地内のシステム、LANの構築
2つ目は基地内のシステム、LANの構築業務です。
回線テストをする度に広い基地内を自転車で走り回ったり、2ヶ月間ほど近くの民宿に泊まり込んで作業を進めたりと、体力的にはかなりきつかったです。
また、あの頃はWindows 3.1が登場したばかりで、MS-DOSベースの一太郎をWindows環境でも使えるようにするためにいろいろな工夫を凝らしました。
トライアンドエラーでガムシャラに取り組んだ経験と、まだなかった仕組みを生み出した達成感は一入です。
-これもまた大変な経験ですけど、全ての苦労が吹っ飛ぶほどの達成感ですね!-
③通信キャリアのサーバー保守
最後に3つ目ですが、通信キャリアのデータセンター業務も非常に大きな経験でした。
32歳の頃から7年間ほど働いた現場です。
全国からの抽出や分析のメールがひっきりなしに飛び込んで来る現場で、残業に苦しんでいる社員を助けに行く仕事でした。
そこではまずデータベースの最適化に取り組みました。
分析用のデータベースを0から構築し、さらに受付業務用の方に専用サイトも構築して、作業効率を40倍以上に上げました。
-よ、40倍!?詳しく教えてください!-
当初はデータベースがACCESSで作られていたので、どうしてもPCのスペックに比例して、数百万以上ものデータを集計するのには丸2日くらいかかることもありました。
そこでお客さんにSQLサーバーの導入を提案し、サーバー構築をしました。
しかし数々のデータベースを触ったことはありますが、SQLサーバーは当時未経験。
WindowsとSQLサーバーの親和性が高いことは知っていたので「実現できる」と考えて勉強もした末、無事に導入できました。
-素晴らしいですね!ご自身の経験を応用して、見事に成功されたのですね-
そうですね。
その結果、みんな定時退社が出来るようになりましたよ。
お客様から感謝の言葉をいただき、自分の成長を実感することができました。
「触ったことないから得体が知れない」ではなく、「まず触ってみよう」という姿勢の方が、お客さんも信頼して提案を受け入れてくれます。
この考え方が価値ある提案をするために大切だなと感じています。
-勉強になります。細田さんのその姿勢が、現在の提案活動支援の仕事にも直結していそうですね-
そうかもしれませんね。
また、過去に経験したさまざまなシステム改修やデータベースの最適化業務が、今の仕事に直結しています。
特にサーバー保守や提案活動支援では”問題を分析し迅速に解決策を見つけ出す能力”が求められますが、過去の経験があるからこそ、高い精度での対応が出来ると感じています。
さらに、システム構築時のトラブルシューティング能力や、最適化を進めるための方法論が日々の業務に活かされています。
-さすが細田さんです-
<細田さんの仕事観>
-仕事で大切にしていることはありますか?-
お客さんとの信頼関係です。
朝の挨拶はチーム以外の方にも。そして約束は期待以上で返す。
こうした誠実な仕事が大事なのはもちろん、私はコミュニケーションを積極的に取りに行くことを心がけています。
例えば飲み会ではいつでも現場で話せる人ではなく、その場だからこそ話せる立場が上の人、つまりキーマンに話しかけに行きますよ。
そこでは仕事以外の話をすることも大事ですね。
それで失敗する場合は、遅かれ早かれ合わなかっただけと思って割り切ってます。
-なかなか出来ることではないです-
また、お客さんからの要望や質問に対するレスポンスに関して大切にしているのは、知識と技術を基にした正確性です。
そもそもレスポンスがないとまず信用されませんので、無理難題でも回答時期の目処感を伝えます。
そこから知識と技術を基に裏付けを持って回答することで、信頼してもらえます。
-細かい1ラリーにも、細田さんの仕事観には人として大切な要素が詰まっていらっしゃいますね!
前半の最後に、細田さんの仕事のやりがい、原動力を教えてください
1番やりがいを感じるのは、「誰かの役に立っている」と実感できた瞬間です。
お客様から「細田さんが居てくれて良かった」と感謝されると、多少損をしてでも次も頑張ろうと感じます。
全然違うチームの方でも困っていたら、助けてあげたくて声をかけることもありますよ。
ただ、実は原動力で言うと、「早く家に帰りたい」という気持ちですかね(笑)
家で待っている嫁のために仕事を早く終わらせたいと思って、仕事の効率化を進めてます。
プライベートにちゃんと時間を使いたいです。
<最後に>
前編はここまでになります。
C.T.Lに協力会社として関わる中で、C.T.L社員の人柄や社員同士の関係性に惹かれて入社をされた細田さん。 外から見えた景色は、今もなお変わらないそうです。
そして仕事では日々の挨拶や、レスポンスでお客様との信頼関係を築く姿勢が印象的でした。
ベテランの今でも変わらず実践されている姿には、若手の私も見習わねばと感じます。
その上で高い技術力も持ち合わせている細田さんだからこそ、「また仕事を依頼したい」といった好循環に繋がるのだと分かりました。
後編は細田さんがC.T.Lで働き続ける理由や、C.T.Lへの想いを中心に伺います。
最後まで拝読ありがとうございました。
後編は3月中旬に公開です。お楽しみに!

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