【第5回ベテラン社員インタビュー前編】当事者意識を持って動く。その積み重ねがチームを強くする【山本隆寛さん】

社員インタビュー

Diamond

こんにちは、入社5年目の岩藤です。

創業40年を越え、老舗IT企業でありながらも新たな挑戦を続ける株式会社コンピュータ技研(以降、C.T.Lと表記)を支えるベテラン社員にお話を伺い、ベテラン社員が持っている仕事への想い、C.T.Lへの想いを紐解いていきます。

今回はシリーズ第5回目。
関西で鉄道会社向けのインフラ案件を中心に活躍し、チームの信頼を集める山本隆寛さんにインタビューしました。

前・後編の二部構成。
前編では、山本さんが歩んできたキャリアや印象に残る仕事、そして仕事への価値観についてお届けします。

<人物紹介>

山本隆寛さん

部署:ソフトウェア開発グループ

出身:京都府

強み:最上志向、調和性、ポジティブ、親密性、活発性

趣味:大阪城付近を朝のランニング、料理、晩酌旅行、料理

<入社のきっかけは「人柄に惹かれたから」>

2010年入社です。16年目になります。

面接は松井さん(現社長で、当時は人事)や寺尾さん(現営業)に担当いただきました。

私はもともと「技術力」よりも「人柄」を大事にして就職活動をしていて、C.T.Lの面接では自分らしさを出せたんです。
「面接を担当してくれた方達と一緒に働きたい」と思えましたし、選んで貰えたため頑張りたいと素直に思いました。

他社は「どんな技術力を持っているか」を重視している印象でした。
C.T.Lは「モノづくりは人がするもの」という考えを持っていたので、面接を通して人を見てくれていると感じました。そこが明確な違いで、入社から16年経った今でも変わらないC.T.Lの魅力だと思っています。

<初めての現場で学んだ「品質の大切さ」>

研修後、初めて配属されたシステム運用保守の仕事ですね。
自分自身が想像以上に仕事ができなくて悔しかったですが、先輩方に丁寧に教えてもらいながら仕事を覚えました。
そこで学んだのが「品質の大切さ」です。

現場でシステムを切り替える際、もしも手順に不備があれば現行システムの停止時間が伸び、エンドユーザーに迷惑をかけてしまいます。
ミスが許されない環境で、慎重に作業する必要がありました。

お客様のシステムを扱ううえで重視する「品質」を担保するために、例えばマニュアル1つ作るにしても誰が見ても正しく作業できるように作り込むといったことを意識するよう指導してもらいました。
そうした責任の重さを学んだ現場でしたね。

はい。
今はチームリーダーですけど、私自身がマニュアルを作成した際は第3者にチェクしてもらうようにして品質を上げるようにしていますよ。

<炎上プロジェクトで芽生えた「旗振り役」の自覚>

30歳前後の頃に担当した、鉄道会社でのリプレイス案件です。
C.T.Lはインフラ担当でしたが、他社範囲のソフト面のバグが多く炎上し、急遽テスターとしてフォローに回りました。

そこで品質向上のためにテストケースの見直しや効率化を提案しました。
初めて旗振り役になって意見を主張し、チームを動かしたんです。

一担当者でも、自分の作業を理解して当事者意識を持って対応するべきだなと学びましたね。
何を確認したいか、何を目的としてテストするのかを考えないと、ただの作業では時間を浪費します。
ソフト面の会社の担当者とはお互いにリスペクトし合える関係でしたし、その方が困っていたら助けたい気持ちもあって主張出来ましたよ。

この案件はリーダーとして、情よりは作業の目的理解が大事だと感じる経験にもなりましたよ。
時間や精神的余裕がある時でないと、メンバーは情には応えてくれないです。
今の仕事にも生きている経験ですね。

<初めて部下を持ち、楽しさを知った現在の現場>

現在担当している案件ですね。
私の頑張りを見てくれた先輩の推薦で現場参画し、そこで初めて部下を持ちました。
実業務としてプログラミングと、BPさんの状況や進捗把握、お客様への報告もしています。

いえ、今の仕事が一番楽しいですよ!
自分の裁量でどうやってお客様の期待に応えるか、そしてチームやプロジェクトの今後を考えて計画を立てる、そうした時間はワクワクしますよ。

それに一緒に働くBP(ビジネスパートナー)さんとの信頼関係も築けているので、充実しています。

初動は丁寧に伝えて、そして早めにフォローを入れるようにしています。
一歩目が大切なので。
そして成果物が思っていた形とは違くても、寄り添うような説明をして修正してもらったら、段々と上手くいくようになりました。

時間は有限ですが、質問を受けたら時間を惜しまず回答することも意識しています。
今後プロジェクトが増員しても、時間を惜しまないスタンスは続けていこうと思ってますよ。

<大切な価値観は、目的理解と余裕感>

目の前の仕事はどのように使われるのか、という仕事の目的やゴールを意識すること・BPさんに意識させることです。

例えば、指示を出すときも「なぜこれをやるのか」を伝えれば、相手は目的を理解したうえで取り組めます。ただ言われた通りに作業するよりも、理解して動く方が品質も高まります。

また、自分自身は余裕が無くても余裕があるように見せるようにしています。

メンバーや周りのためで、リーダーが焦るとメンバーに移ってしまいます。
例えば障害発生時にリーダーが焦ると、初動ミスするようなことも考えられますよね。
その時こそ落ち着いて現状把握して対応するといった行動を取るようにしているんです。

ドシッと構えてくれる人が理想の上司像なので、その姿になろうとしています。

<最後に>

前編はここまで。

品質、当事者意識、リーダーとしての充実感。
山本さんのお言葉からは、トラブルを乗り越えながら一つずつ身につけてきた価値観への説得力がありました。
周囲の方から信頼を集める山本さんの姿から学ぶべきものは多いです。

次回【後編】では、山本さんが感じるC.T.Lの魅力や、若手への想い、そして今後挑戦したいことについてお届けします。

Diamond

若手がやりたいと言ったことをやらせてもらえる、そんな会社です。
仕事はもちろん、部活動や社員インタビューもやってます。

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