”ほんとのわたし”読書会

社員の日常

EVANGELIST

コンピュータ技研には読書好きのコミュニティがあります。

その名も「ほんとのわたし」。

「ほんとのわたし」は 今読んでいる本で気に入った言葉、読み終えた本の読書ログ。今読んでいる本や読んでみたい本、買った本のタイトルなどなど、本と私に関わることならどんなことでも共有可能なコミュニティです。
本との私を共有することで、ホントの私を知ったり知られたりする。そんなコミュニティです。
そして先日「ほんとのわたし」主催で、東京オフィスにて読書会を開催しました。
初めての読書会でしたが、非常に面白かったですし、やってよかった、またやりい!というのが素直な感想です。
なので、今日は読書会のススメ方や、感想を書いていきます。

目次

  • 読書会の進め方
  • 読書会をやってよかったこと
  • 読書会をより良くするために
  • さいごに
  • 付録(今回の参加者が読んでいた本の紹介)

読書会の進め方

まず当日の参加人数ですが、こちらは4名でした。
一見少ないように感じるかもしれませんが、本の感想を共有しあうには実はちょうど良い人数だったと、今振り返って感じます。

では、そんな読書会をどんなふうに進めたかを書いていきます。
開始時時間は土曜日の14時でした。そこからまず1時間は各自持ってきた本を読み進めていきます。
読む進める本についてですが、今回はタイトルも種類も自由にしました。
なので、私のように哲学書を読み進める人もいれば、小説を読む人もいました。
そして、1時間後の15時から読んできた本を通じての気付き共有タイムを実施しました。
4人ですが、順番に共有して、そこに質問したり、気になることをディスカッションしたり。ということをしていたら、なんと1時間も共有タイムで使っていました。

いつか、こんな自然の中で読書会をしたい

読書会をやってよかったところ

率直に面白かったです!またやりたい!というのが素直な感想です。
ではどんなところが面白かったか。それを書いていきたいと思います。

①他者からの質問があるため、普段の自分とは違う視点で本と向き合うことができる。
先述の通り、感想や気づきをシェアするだけでなく、「どうしてそこが気になったのか?」というようなことも質問し合ったりもしました。
それによる、普段の自分とは視点で本に書いてあったことと向き合うことができました。
本への考察、自分への考察が深まり、まさに「ほんとのわたし」のコンセプトにぴったりな読書会となりました。

②小説を共有することで抽象化する力が鍛えられる
小説を読んで共有するメンバーもいましたが、小説で気になるのはネタバレですよね。
ネタバレに配慮して、書いてあることを抽象化して参加者に気づきを共有する。
小説をネタバレなく共有するには、そういう力が必要だね。って話になりました。抽象化して転用する、仕事にも大切な思考方法です。こんなものまで鍛えられるなんて、恐るべし、読書会!

③本への理解が深まる
①の感想とかぶっているかもしれませんが、「共有」すなわち「アウトプット」が前提のため、いつも以上に深く本と向き合えた気がします。そして、共有するために整理・咀嚼する。
普段から本を読みながら考えことをするのが私ですが、いつも以上に考えた気がしています。

④仲間への理解が深まる
他の参加者が気になった言葉、印象に残った文章。そしてそれがなぜ気になったのか、印象に残ったのか。
そんなことを知ることで、仲間への理解も深まった気がしています。
今後は、コンピュータ技研得意の「強み」とも掛け合わせて、読書会をすることでより仲間への理解を深めることができるんじゃないかなぁ。なんてことも感じました。

⑤読書する時間が確保される
実はこれが一番大きなメリットかもしれません。笑
1日のスケジュールの中に「読書の時間」がキッチリと確保される。普段からそうすれば良いのですが、読書はついつい空き時間とか、就寝前になりがち。
このように読書の時間がキッチリ設けられることで、じっくりと読み進めることができました。

以上が、読書会の感想です。
どうでしょう?みなさんも読書会をしたくなったんじゃないですか?

今回は全員バラバラの本で開催しましたが、同じ本を読み進めるパターンもやってみたいです。
そんなことを繰り返すことで、組織の中で共通言語や共通認識が出来上がっていく。そんなところも今後は良かったこととして享受していけるのではないでしょうか。

ということで、次回に向けて反省点も書いておきたいと思います。

いつか、こんな自然の中で読書会をしたい(2回目)

読書会をよりよくするために

①目標設定が曖昧なまま始まった
共有タイムにどんなことを共有するのか。
今回はそこが曖昧なまま初めてしまいました。
なので、みんな「本の紹介をしないとイケない」という思考モードになっていたなぁ。と感じます。
主催者の私としては「読んだ範囲で印象に残った言葉や文章、そこから自分が感じたことや考えたこと」を共有してほしかったのですが、事前に読んでいた箇所も含めた、本全体の感想共有になってしまったのです。
(それはそれで面白かったですけどね)

②時間配分の難しさ
また、参加者からは「1時間じゃ、本をなかなか読み進められなくて、共有できるところまで行きつけなかった」という感想ももらいました。

この感想が出た要因も先程の「最初に目的共有ができていなかった」ことが挙げられると思います。
また、小説の場合は特に、こういった印象を抱きやすいかもしれません。

「時間の長さ」という課題については、読書タイムを伸ばすことも方法の一つですが、「決められた時間の中でやれることをやる」ということも大切だと思うので、難しい課題ですね。
このあたりは今後回数を重ねながら、最適解を見つけていきたいと思います。

さいごに

読書会を実施することで、本や仲間、そして自分についていろんな気付きを持つことができました。
今後も「ほんとのわたし」読書会を開催し、コンピュータ技研の読書文化を盛り上げていきたいと思います。
そして、一人でも多くの人に、本を読む面白さ、楽しさに気付いてもらえるように、私自身ももっともっと本を楽しんで、ほんとのわたしを楽しんでいきます。

それではみなさんも素敵な「ほんとのわたし」を!

付録

今回の参加者が読んでいた本

「空気」の研究 新装版 (文春文庫)
著者 山本七平 (著)
https://honto.jp/netstore/pd-book_29326847.html

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
著者 アンディ・ウィアー (著),小野田 和子 (訳)
https://honto.jp/netstore/pd-book_31272676.html

嫌われる勇気 (自己啓発の源流「アドラー」の教え)
著者 岸見 一郎 (著),古賀 史健 (著)
https://honto.jp/netstore/pd-book_25986125.html

私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)
著者 宮台真司 (著)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28398785.html

EVANGELIST

Hubなマングースで哲学するエバンジェリスト。会社の理念や文化、会社の新サービスや新しい取り組みについて社内外に伝える。伝えることを通してコンピュータ技研の関係人口を増やしていく役割を担っています。その中には採用活動も含まれます。また、ソーシャル・ビジネスのプロモーションも担当しています。これらの役割を通じて、会社のビジョンと人、人とモノや情報など、様々な事柄をつなぐHubとなることが目標です。
業務外でも会社のメンバーと過ごす事も多いです。平日に朝活をしたり、業務後にジムで鍛えたり、ラーメンを食べたり、ビールを飲んだり。休日では一緒に街ブラを楽しんだり、ラーメンを食べたり、ビールを飲んだり。(さいごは結局飲みます)
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